あなたの会社組織の公式ウェブページ、なぜ必要ですか。

ひとつの公式サイトがあるというメリット

あなたの会社組織の名称や電話番号が紹介されているページを見かけることがあると思います。そのページには同様のサービスを提供する会社の情報もあったり、全く関係ないサービスの魅力的な広告が散りばめられていた、といった覚えがあることと思います。
あなたはこのようなページの存在を認めている訳ではないけれども、害はないし、電話番号が載っていて便利だったりします。このような非公式な情報ページはたくさんあります。

非公式サイトは・・・

  • まったく害がないと言い切れない場合があります。
  • 当然ですが、あなたが意図する正しい情報や新しい情報を発信してくれるものではありません。
  • 電話ではない手段、メールなどで連絡をとりたいあなたのお客さんは不便です。
  • 同業他社にあなたの取引や売上の機会を奪われているかもしれません。

公式サイトがあると・・・

  • 不特定のリンクなどが表示されない安全なページを提供できます。
  • 正しく最新の情報を掲載しておくことができます。
  • メールやSNSといった新しい連絡方法で便利になることが期待できます。
  • ビジネスの機会ロスを減らしたり、新しい窓口としての活躍が期待できます。

あなたの所有するウェブサイトに「公式」「オフィシャル」などと記載することでウェブの世界では信用、信頼されるウェブサイトとして通用します。

あなたの公式ウェブサイトの所有の仕方

必要なもの

  1. 公開するアドレス
    a.ドメイン管理会社と直接契約
    b.ウェブサイト制作会社に代行依頼
  2. ウェブサイトの機能やデータを置くサーバ
    a.レンタルサーバー会社と直接契約
    b.ウェブサイト制作会社に代行依頼
    c.自前のサーバ機材を社屋内に置く
  3. ウェブサイトを表示させるためのデータ
    a.社内で作成
    b.ウェブサイト制作会社に代行依頼

公開・運用まで

おもにウェブサイト作成会社に作業を代行してもらうか、社内で内製化する方法の2通りの方法になります。
短期間で効果的な運用するためには、ノウハウのあるウェブサイト制作会社に依頼する方法が良い場合もあります。また、社内の広報や営業資源としてウェブサイト運用のノウハウのある人材を採用したり育成していくなどの方向もあるでしょう。
ここで、アドレスや、サーバ、コンテンツをあたかも自分所有のように振る舞うウェブサイト制作会社があることには注意を払う必要があります。
また、機能を維持するために必要ではない継続的費用をかけている場合があります。

公式ウェブサイトを外注。ウェブサイト制作会社どこに頼めば良い?

あなたの知り合いに相談

  • 取引先の銀行などに紹介していただく。
  • 会社案内パンフレットなどの印刷を依頼したデザイン事務所や印刷会社に相談する。
  • ウェブサイトを既に所有している取引先や知り合いの会社に相談する。

あなたが探してみる

  • インターネット検索で探す。
  • 仕事マッチングサイトで探す。

相談して紹介されたウェブサイト制作会社ですと、安心で、信頼できる一方、契約を中途で切り上げたりするなどが難しくなってしまう場合があります。
「知り合いの会社がホームページを作りたいみたいなんだけど。ホームページ作成会社教えて。」直接ではなく間接的に相談して、あなたが直接ウェブサイト制作会社へ見積もり相談をしても良いかもしれません。
この時、「ホームページなんていらない、お金をかけるなんて馬鹿だ。」という人もいるかもしれません。これが先輩だったり、仕事関係で影響力のある人だったりすると手詰まりになるかもしれません。
「得意先から頼まれて仕方なくホームページ作ってみた」などと言えば、角が立たないかもしれません。
検索サイトやマッチングサイトで探すのは候補や選択肢が多すぎて時間がかかるかもしれませんし、信頼という部分でも検討に時間がかかってしまうかもしれません。

自社ウェブサイトの運用目的と目標、予算

運用目的:例

  • 会社案内パンフレットの情報だけで良い。
  • 営業窓口として受注や取引につなげたい。
  • ショッピングサイトとして常に注文を受け付けたい。

運用目標:例

  • 社名で検索した時に1位で表示させる
  • 月に1件の新規受注などの目標を設定。
  • 売上目標を設定。

目標設定に対して実績がどうであったか、何が良くて、何が足りなかったかなどを比較・検討・対策していくサイクルが大切になります。
良かったことはさらに伸ばし、足りないことを補完したり相談できる人材資源とコストが必要になります。この行程はブランディングにつながります。
ここで注意したいのは、
「他所のサイトではこれくらい売上があるから同じ売り上げを目標にする。」
「売り上げを伸ばすために、他所のテクニックを使う。」
といった他所と比較したり、他所で過去に成功したテクニックを強引に当てはめることばかりを繰り返すと結果に繋がらないだけならまだしも、ノウハウも蓄積できずに、挫折の体験しか残らない場合があります。

予算:例

  • 会社案内サイト規模:max 印刷物としての会社案内パンフレットと同程度(内製化の場合はワード原稿をhtml化)
  • 営業窓口として機能させるサイト規模:max 営業マン一人分の基本給。(内製化の場合は専任担当者一人)
  • ショッピングサイト規模:max 実店舗と同等の人材。(内製化の場合は規模に応じた担当チーム)

いずれも、実店舗より安く結果を出したいところです。実店舗より経験値がない分、実質作業時間よりも、ノウハウの蓄積や調査購入にコストをかける場面が多くなることに理解が必要でしょう。
ウェブサイト制作会社やマーケティングコンサルタントを利用したり、ステージによって外注先、相談先を切り替えたりできる関係、距離感が必要です。もちろん、課題を気持ちよく解決できて、共に成長できる信頼関係は継続していきたいものです。

あなたのウェブサイトの制作を代行してもらう場合

1)契約書が発行される場合

いろいろ書いてあるかと思いますが、わからない項目が多いと思います。以下を文章で確認しておきたい。

  • サーバー、ドメインの契約者としてログインできる情報は共有できるか。あるいはあなたの名義になっているか。(はい・いいえ)
  • 契約満了と契約更新時期の設定があるか。(はい・いいえ)
  • 途中であなたか第三者が作業をすることは可能か、または、あなたや第三者のみが作業できるように引き渡すことはできるか。(はい・いいえ)
  • 引き渡しができる場合は、ウェブサイト制作会社へ何ヶ月前に告知すれば良いか。

2)見積書、仕様書、発注書がある場合

(1)の契約書と同様のことを確認したい。

3)コンテンツ作成の分掌と担当者、管理者

  • 制作会社があなたへ取材をするという形で進める
  • あなたが原稿を作って指示する

ウェブサイト制作会社に取材してもらう進め方は、気がつかない視点があったり発見があることもあります。ただ、忖度もありますので、改善して行かなければならない点ですら美化されてしまい、問題意識が薄れてしまう危険もあります。
あなたが原稿を作成する場合も、時間を置いて読み直してみる。社内で検討する。パートを各人に任せるなどの分掌も必要です。そして、スケジュールの用意と、GOサインを出せる管理者をおくことで進めることができます。ウェブサイトは期限を伸ばし伸ばしにできてしまう場面が多くあります。

あなたのウェブサイトの運用、制作を内製化する

1)必要なスキル

  • メールアドレスを自在に作れて、PCやスマホなどの端末に安全に設定できる。

2)必要な機材

  • SNSに使える専用携帯端末があると良い。

3)必要なチーム

  • 担当者は一人でも、対外的な文章など複数でチェックしたりできる協力体制が必要。

既にあなたのホームページがあるけれども期待通りに機能していない時

同様に改善作業を進めることができます。リニューアルの作業前などにウェブサイト制作会社に、今までのページが機能しなかった理由を評価してもらうと、今までのページが無駄にはならなくなります。
今までとは異なるウェブサイト制作会社に切り替えができない場合は、ウェブサイトのアドレスごと変えてしまうという方法もあります。

すぐには結果は出ない。ウェブサイトを所有してみないとわからないことがたくさんあります。

ウェブサイトが新しくできたなら、すぐに問い合わせの連絡がきたり、商品が売れたりするというものでは、なかなかありません。場合によっては広告やSNSを利用していくステージにいくこともあるでしょう。
予算は必要ですが、印刷物を配布したり、屋外看板、放送広告、新聞広告に比べて、改善や対策がしやすいのがウェブサイトです。なぜなら、あなたのWebページを見にきた様子の記録が残せるからです。
この記録から、あなたの公式ウェブサイトが成長していく様がわかります。